正式リリースではないが、α20のテスト版が公開されたので大雑把な感想とまとめたいと思う。
まだテスト版なので、正式リリースでは仕様が変わっていることもあると思うので、あくまでも
「現時点ではこんな感じなんだな-」
ぐらいの感覚で見ていただければ。
雑感を書きはするが、初日だけ軽くやって後はゴッドモードとクリエイティブメニューで適当に触ったぐらいなので、間違った情報も含まれている可能性もあるので、ご了承願いたい。
【目次】--------------------------------------------
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1. 建造物の増加及び、リメイク
一部の建造物(特に街にあるような大型の建物)の間取りが大幅に一新され、なおかつ新しい建造物も増えたので、また新鮮な気持ちで散策できるようになった。
更に以前何もなかった場所に、建物があったりと同じワールドでも結構雰囲気が変わっている
構造を覚え直す手間が出来てしまったので煩わしく思う人もいると思うが、新しい建造物を探索する楽しさを思い出すキッカケになるだろう。
2.パイプ武器の追加&一部武器の変更
α19になってから、折角9mm弾や7.62mm弾、ショットガンシェルを入手しても、そもそも対応する武器が見つからないということが殆どだったが、α20からは「パイプ武器」という新たな系統の武器が追加された。
簡単に言えばα19でお世話になってる「ラッパ銃」的な立ち位置の武器が、それぞれの系統に実装された感じ(流石に.44マグナム弾を使うのは無いが)
これを機に残念ながら、立ち位置を奪われてしまった「ラッパ銃」はゲームから姿を消すことになってしまったが、最序盤から弾を腐らせずに散策できるようになった。
クラフト自体もスキルやレシピ本が不要で、すぐに集まるような素材で可能な上、初日から入手できることもあるので、拠点決めと並行して色々漁っていけば割と容易に入手できる(木材、接着剤、鉄パイプで作成可能)
全てのパイプ武器は解体すると「鉄」になり、修理には「鉄パイプ(ショート)」を用いるので、序盤においてやや貴重な「修理キット」を使わずに済む。
全体的に見ると、どうしても作りが作りなのでリロードに時間がかかる 物凄くヒンジが固いのか、全体的に動作がぎこちない
あくまでも簡素な銃器といったものなので、中盤以降は力不足は否めないが、序盤でも戦略に幅を持つことが可能になったのは大きい。
・パイプライフル(狙撃の名手系)
7.62mm弾を使用する簡素な狙撃銃。
「狩猟ライフル」の下位互換として実装されており、あちら同様に1発しか装填できない。
リロード速度は「狩猟ライフル」よりは遅いがパイプ武器の中では早い方の為、単発にしては割と扱いやすく、隠密特化でなければ「粗雑な弓」から乗り換えるのもアリ
最序盤から比較的高い火力を安定して叩き出せるのも独自の強み。
弾の節約にもなるので、持っておいて損はない。
・パイプショットガン(ブームスティック系)
ショットガンシェルを使用する散弾銃。
「ラッパ銃」の後継として実装された為、立ち位置としてはあちらと同じく「2連ショットガン」の下位互換。
やはりというか、1発しか装填できない...それどころかリロード速度が「ラッパ銃」よりも遅い...大体5.5秒*1ぐらい掛かる
「ラッパ銃用弾薬」と異なり、弾が最序盤では作成できなくなった為注意が必要だが「炉」と「作業台」があれば作成は可能。
ここまで聞くと微妙に思えるが、本体の基礎火力自体は少し上昇しており、弾自体も専用弾薬と比べて当然強力なので、取り回しが悪くなった分火力に特化した代物になった。
・パイプピストル(ガンスリンガー系)
9mm弾を使用するリボルバー式の拳銃。
「ピストル」の下位互換、形が形なので人によってはロマンを感じるかも。
6発装填が可能な点と、ピストルとしての扱いやすさもあって汎用性は高め、しかし所詮は簡素なパイプ武器...リボルバーなのも相まってリロードが 物 凄 く 遅 い 。
前述のパイプショットガンと殆ど変わらない速度である。
そもそも威力もそこまで高いわけでもないので、1発だけではないとはいえ過信は禁物。
他の弾薬と比べて9mm弾は比較的まとまって入手できる為、手軽に運用できる点は強力で、サイドアームとしては有用。
・パイプマシンガン(マシンガンナー系)
7.62mm弾弾を使用する自動小銃。
一応「AK-47 マシンガン」の下位互換に位置しているが、パイプ武器の中では「パイプライフル」同様にリロードが早く、連射速度にそこまで大きな差がないので扱いやすさでは「AK-47 マシンガン」に引けを取らない。
欠点としては、フルオート武器の関係で数値以上に耐久性が減りやすいという点と、装弾数が大体17~21程度なので弾持ちが悪い点、ADSした際にコッキングレバーが若干視界を遮るといったところか。
それを踏まえても、パイプ武器の中でも特に使い勝手が良いのでブラッドムーンの際に大きな力になってくれるはず。
・パイプバトン(感電者系)
唯一、パイプ武器の中で近接武器に該当するもの。
当たり前だが弾は不要。一応作り方や修理手段も同じ。
棍棒系っぽいが、名前が名前なので「スタンバトン」の下位互換品。
一応、攻撃力自体は「スタンバトン」を少し上回ってはいるのもも、その分スタミナコストも少し増加している。
最も異なるのは攻撃速度で、コチラのほうが半分近く遅い*2ので小回りは効きにくい。
どうも武器種的には「トンファー」らしく、独特な挙動で攻撃する。
ここまで聞いただけでも微妙な立ち位置の武器に感じると思うが、一番の問題点として"殆ど「木製棍棒」の完全下位互換になっている"という点。
というのも、前述の攻撃速度以外のステータスが「木製棍棒」と同じ。
そのせいで単に秒間火力に劣っているだけの存在である。
更には「感電者」スキルに当てはまるとは言え、感電効果は与えられない。
現状では何の為の武器か分からない可哀想な立場にあるが「木製棍棒」より品質が大きく上回っている時に互換品として使うか、単純に改造パーツのスロット目的ぐらいしか持つ意味が無い。
現在では「木製棍棒」よりもスタミナ消費量が少し軽くなったので完全下位互換ではなくなった...とはいえ強力とは言い難いが....。
心做しか「木製棍棒」よりも通常攻撃でノックダウンとりやすいかな...?ってレベルの違いしか無いので「ベースボールバット」か「スタンバトン」が入手できたら、ほぼ見納めだろう。
誰も気にしないし実用性に欠けるのだが「スタンバトン」の謎特性として、ナイフ系同様に動物解体で得られる物資量が減らないという仕様があったが、残念ながら「パイプバトン」にはその特性は無い。
3.車両の改造
以前まで改造スロット自体は存在したのにも関わらず、対応する改造パーツがない上に染料を付けてもインベントリの中だけで、実際には反映されていない代物だった。
α20からは、多くはないものの改造パーツが追加され、染料もしっかり反映されるようになった。
都合上「自転車」は残念ながら対応するパーツがないのだが、染料は反映されるのでご安心を。
加速と最高速度を向上させたり、燃費の向上、燃料タンクの拡張等、欲しかった機能が実装されたので今まで以上に乗り物に愛着が湧くだろう。
「オートバイ」と「4×4駆動トラック」には座席を拡張する改造パーツが実装されているが、手軽にプレイできる友達が居ないのでどの様な具合なのかわからなかったので省略
4.ドローンの運用
新しいロボットとして「ロボットドローン」が実装された。
ちなみに割とでかい声で英語で話しかけてくれるAIアシスタントのような機能も持っている。
すまねぇアメリカ語はさっぱりなんだ
従来の異なり、攻撃性能が無い代わりにサポート特化の性能で、展開(設置)すると自動でプレイヤーに着いて来てくれる(結構ピッタリくっついてくる)
乗り物と同じように、ちょっとしたストレージ機能を搭載しており、場合によってはその場での待機、周囲にゾンビがいると知らせてくれたりと割と柔軟に対応してくれる。
改造パーツによって行ってくれるサポートが増えていき「救急包帯」か「医療キット」をドローンのストレージに積んでいたら、一定値までHPが減った際に自動で消費して回復してくれたり*3...。
暗闇を照らす、スタミナ回復速度の促進、ドローンのストレージ拡張といった便利な機能を搭載できる。
「ロボット系」ではやや特殊な立ち位置らしく、ロボットの稼働数には含まれないので他のロボットの稼働を阻害したりはしない、なので無理に「ロボット発明家」スキルを上げる必要はない。
ちなみに、普通に耐久値があるのでしっかりダメージを受ける。
耐久値が0になると墜落してその場から動けなくなってしまう(実際にはHPが1残っている*4)
一応、その状態でもストレージにアクセスしたりできるので、事前に「修理キット」を積んでおけば、いざという時に便利なので常にドローンを起動させたい場合はオススメ。
非常に便利な代物だが1人1機しか運用できないの(筈なのだが、筆者の経験でバグだと思うが何故か増殖したりする)
それに製作にはレシピ本が必要なので、すぐ入手はできないが運用すれば一気に散策が楽になるだろう。
5.その他大まかな変更点
上記以外にも様々な変更点があるので、一部ではあるが紹介していく。
・テクスチャ等の更新
一部Mobやブロックのテクスチャが更新され、より鮮明になった。
←新生スパイダーゾンビ、完全に別人*5
・バイオーム難易度調整
砂漠(焼けた森)、雪原、荒廃地の難易度が調整され、難易度が上昇した。
特に荒廃地はステージ(進行度)次第では真っ昼間にゾンビ熊が湧き出てきたり、ゾンビもそれなりの量がスポーンするようになった為、注意が必要。
難易度順としては "森林 < 砂漠(焼けた森) < 雪原 << 荒廃地 " らしい
・高難易度の建造物でのルート*6品質の向上
α19では、ステージにあった装備品が手に入るようになり、せっかく「ラッキーな略奪者」スキルを持っていても序盤での恩恵が殆どなかったが、α20からは難易度が高い建造物やバイオームでのルートは現在のステージよりも質に優れた装備品が入手しやすくなった。
滅茶苦茶言ってしまえば、初っ端から荒廃地のTier 5対象の建造物を散策すれば、序盤からある程度良いものが入手できることが可能になった。
お陰で「ラッキーな略奪者」スキルも序盤から発揮できるようになったので、α18以前に近くなった。
・新しいクエスト&クエストTierの改善
新たに電力回復を行うクエストが実装され、クエストのTierが上昇した後も低Tierのミッションに切り替えが可能になった。
最終的にTier5ミッションばっかりで、他のTierが殆ど出ない状況が改善される。
・フェラル化ゾンビの反応度の変更
ワールドオプションで新たに、フェラル化ゾンビの反応度合いを変更できるようになった(気づかれやすくなるよう設定できるようになった)
・天候周りの変更
霧が出たり、ブラッドムーン前でなくても雷が鳴ったりと、よりリアリティのある天候になった。
・ゾンビが這うようになった
正確に言えば、高さ1ブロック程度の隙間がある時に四つん這い状態で移動するようになった。
その為、スパイダーゾンビのように潜り抜けることが可能になったので防衛拠点の見直しが必要かもしれない。
6.最後に
今回挙げた内容も一部に過ぎない
様々な仕様変更があるので、詳細は公式のパッチノートをご覧いただきたい。
残念ながら...というか、相変わらず過去のバージョンとの互換性が無いため、また新しい世界でイチから生活し直す必要がある。
とはいえ、パイプ武器の登場やルートの仕様変更と慣れているサバイバーなら比較的テンポよく進められるようになったので、心機一転新しくなった" Navezgane "を散策するのも良いかもしれない。